アメリカに英語を学びに語学留学する際、多くの人はカリフォルニアやニューヨークなどの有名な州を選びがちなのではないでしょうか。もちろん有名な学校も揃っていて有名な観光名所もあるのは良いことですが、留学そのものや環境を考えた場合、はっきり言って他のもう少し田舎の州の方が有意義な時間が過ごせると思います。
実は私自身はアメリカに「留学」経験があるわけではありません。高校卒業まで上述の二つの州の中の一つで高校卒業まで育ったのですが、日本人コミュニティや他のアジア圏からの移民や留学生の多さを考えると、あまり「アメリカらしくない」環境でもあるのではないかと思いました。
私の通っていた高校には日本や中国、台湾や韓国などから来て間もない人たちがたくさんいました。なぜかというとELDという、まだ英語の授業についていけない海外からの人たちのための英語のクラスがある高校だったからです。それは良いのですが、あまりにもそういう人たちが多いので、海外からのアジア人の生徒たちは自分と同じ国の人たちと固まり勝ちで、あまり馴染んでいる感じには見えませんでした。
近くの大学に留学生として来ているアジア圏の人たちとの交流もありましたが、やはりあまりにも留学生が多いので休みの日は皆同じ出身国の人たち同士で遊んでいるようでした。居心地が良いのは分かりますが、アメリカの生活を堪能して英語力をしっかり身に付けるためにはあまり好ましい環境ではないのではないかと思いました。
なのでできればニューヨークやカリフォルニア以外の州での留学生活を選ぶ方が「留学」という意味では賢明ではないかと私自身は思います。
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